初詣でおみくじを開いたら「凶」。新しい年の始まりにこの一文字を見ると、「今年は悪い年なの?」「好きな人とのことも、うまくいかないのかな」と、胸がざわっとしますよね。
でも、おみくじの凶は「不幸が決まった」という知らせではありません。神社の公式な説明でも、凶は今は勢いが弱い時期を示すもので、気をつけて過ごせばやがて吉に向かうと考えられています。持ち帰るか結ぶかにも、全国共通の決まりはありません。
この記事では、凶が出たときにまずすること、凶のスピリチュアルな意味、おみくじの順番と凶の出る割合(寺社によって違います)、持ち帰る・結ぶの作法と引き直しについて、寺社の公式な説明や報道をもとに整理しました。さらに、待ち人・縁談・恋愛の項目の読み方と、片思い・復縁・カップル別の受け取り方、2027年の初詣の日取りまでまとめています。
結論:おみくじで凶が出たら、まず落ち込まずに最後まで読み、「気をつけること」を一つ心に留めるのがいちばん大切です。凶は「今が底で、ここから上がっていく」と受け取られることが多く、厄を先に知らせてくれた守りのサインとも言われます。おみくじは結んでも持ち帰ってもよいとされますが、寺社によって結び所や返し方が違うので、お参りした寺社の案内に従うのが安心です。引き直しは基本的に控え、凶の言葉を一度読み込んでから考えましょう。恋愛の項目は「待ち人」「縁談」「恋愛」で意味が違い、凶のときは「時期を待つ」「進め方を見直す」というアドバイスとして読むのがおすすめです。
迷ったときにすぐ使えるよう、凶が出たときの動き方を一覧にしました。くわしい理由は、それぞれの見出しで解説しています。
| こんなとき | おすすめの受け止め方・動き方 | くわしくは |
|---|---|---|
| 凶が出てショック | 今は勢いが弱い時期と知らせてくれたと受け止め、最後まで読む | 凶の意味 |
| 持ち帰るか結ぶか迷う | どちらでもよいとされる。寺社の「みくじ掛け」や案内に従う | 持ち帰る・結ぶ |
| もう一度引きたい | まずは凶の言葉を読み込む。引き直すなら日を改めるのが無難 | 引き直し |
| 恋愛の項目が気になる | 待ち人・縁談・恋愛の違いを知り、時期と進め方のアドバイスとして読む | 恋愛項目の読み方 |
| 大凶・半凶が出た | 凶の仲間。大凶は「これ以上は下がりにくい」と前向きに読まれることも | 大凶・半凶 |
| 悪いことが続いて不安 | おみくじと出来事を結びつけすぎない。体や心のつらさは専門家へ | 凶のあとの過ごし方 |
おみくじの凶のスピリチュアルな意味は「今が底で、ここから上がる」という考え方
おみくじの凶は、言葉の印象ほど怖いものではありません。寺社の説明やスピリチュアルな考え方では、凶は「運の流れの一地点」を示すもので、そこからどう過ごすかで先が変わると受け取られています。
凶は「勢いが弱い時期」を示す言葉で、不幸を予言するものではないとされる
東京都杉並区の阿佐ヶ谷神明宮は、公式サイトのよくある質問で、凶とは占ったことが吉よりも勢いのないことを示すものだと説明しています。そのうえで、凶が出たときは神さまにご守護をお願いし、自分でも注意しながら、これまで以上に努力してみてくださいと呼びかけています。つまり凶は「悪いことが起こる」という決定ではなく、「今は追い風が弱いから、足元を確かめて進もう」という助言に近いものです。結果の一文字だけで一年を決めつけず、自分の暮らしを見直すきっかけにしてみてください。
「凶はやがて吉に変わる」——運は巡るという考え方が背景にある
同じ阿佐ヶ谷神明宮の説明では、大吉が出ても油断すれば吉は凶に変わり、凶が出てもやがて吉がやってくると述べられています。群馬県前橋市の産泰神社も、易の「陰陽転化(陰がきわまると陽に転じる)」という考え方を紹介し、凶が出たときはこの先が良くなっていくと受け取れると解説しています。月が欠けきったあとに満ちていくように、運も上がり下がりを繰り返すものだという見方です。凶を「底」と考えれば、ここから先は上がっていく途中だと前向きに捉え直せます。
凶は「守り」と「気づかせ」のメッセージと読まれることが多い
スピリチュアルな解釈では、凶は神仏が「このままだと危ないよ」と先に教えてくれた、守りのサインと読まれることがよくあります。作家の桜井識子さんも、凶を引いたからといって嫌われたわけではなく、気をつけなさいという親切なメッセージだという趣旨のことを書いています(幻冬舎plusの連載より)。忙しさで体を後回しにしていた、人間関係で無理をしていたなど、思い当たることがある時期ほど、凶の言葉が心に刺さりやすいものです。凶が出たときは「何に気づいてほしかったのか」を一つ考えてみると、意味のある一枚になります。
凶が「縁起がいい」「運がいい」と言われるのは、先に厄を知らせてくれたと考えるから
「凶を引いた人は運がいい」という話を耳にしたことがある人も多いでしょう。これは、凶を引いたことで悪い流れを先に知り、用心できるようになったと考えるためで、凶を引くこと自体を小さな厄落としと捉える人もいます。また、凶が3割ほど入っている寺社もある一方で、凶をあまり入れない寺社もあるため、「なかなか出ない凶を引いた」こと自体を珍しい体験として楽しむ人もいます。ただし、これらは言い伝えや受け止め方の一つで、凶を引けば良いことが起こると約束されるものではありません。
大凶・半凶・末凶など「凶の仲間」は、置かれる順番も寺社ごとに違う
凶の仲間には、大凶のほか、半凶・小凶・末凶といった名前のものもあり、どれを置くか、どの順番に並べるかは寺社ごとに違います。大凶は凶の中でもいちばん下とされることが多く、「これ以上は下がりにくい」「ここから上がるだけ」と前向きに読まれることもあります。半凶や末凶は、言葉どおり凶の要素が半分、または終わりのほうに凶があるという意味合いで読まれることが多いようです。気になる場合は、引いた寺社の掲示や授与所で順番を確かめるのがいちばん安心です。
おみくじの順番は大吉〜凶・大凶が一般的だが寺社で違う|凶の出る割合も寺社ごと
「吉と中吉はどちらが上?」「凶はどのくらいの確率で出るの?」という疑問は、毎年のように検索されています。結論から言うと、順番にも割合にも全国共通の決まりはありません。よく見られる例と、確かめられる寺社の例を紹介します。
よく見られる順番は「大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶」だが、吉と中吉が逆の寺社もある
おみくじの順番として広く紹介されているのは、大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶という並びです。産泰神社の解説では、これとは別に大吉→中吉→小吉→吉→末吉→凶という説もあると紹介され、公式な見解は存在しないと明記されています。京阪電車の沿線案内でも、大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶・大凶の7種類が一般的だと紹介されています。自分の結果が何番目かを知りたいときは、ネットの一覧より、引いた寺社の掲示を確かめるのが確かです。
| よく見られる並び(上から) | 特徴 |
|---|---|
| 大吉 → 吉 → 中吉 → 小吉 → 末吉 → 凶 | 広く紹介されている並び。吉を中吉より上に置く |
| 大吉 → 中吉 → 小吉 → 吉 → 末吉 → 凶 | 吉を小吉より下に置く説。こちらを採る寺社もあるとされる |
| 大吉 → 吉 → 半吉 → 小吉 → 末小吉 → 末吉 → 凶 | 観音百籤(元三大師のおみくじ)系の寺院で見られる並び |
| 大大吉・大凶・凶後吉などを含む | 独自の種類をもつ寺社もある。伏見稲荷大社は17種類と紹介されている |
※並びはあくまで例です。お参りした寺社の案内が最優先です。
浅草寺のおみくじは「凶が約3割」と紹介されることが多い
東京・浅草の浅草寺のおみくじは「凶が多い」ことで知られ、報道では100本のうち凶が30本、つまり約3割と紹介されています(ライブドアニュース2014年、旅の情報サイト「旅mag」2024年など)。内訳は大吉17・吉35・半吉5・小吉4・末小吉3・末吉6・凶30とされ、江戸時代に広まった「観音百籤(かんのんひゃくせん)」の割合を今も守っているためだと説明されています。観音百籤は、平安時代の天台宗の僧・元三大師(良源)にゆかりがあるとされるおみくじで、現代のおみくじの源流の一つと言われます。浅草寺で凶が出ても「3人に1人くらいは凶」と知っておくと、少し気持ちが楽になるかもしれません。
| 浅草寺のおみくじ(報道による内訳) | 本数(100本中) |
|---|---|
| 大吉 | 17 |
| 吉 | 35 |
| 半吉 | 5 |
| 小吉 | 4 |
| 末小吉 | 3 |
| 末吉 | 6 |
| 凶 | 30 |
※ライブドアニュース(2014年2月)、旅mag(2024年3月)の紹介による。浅草寺の公式サイトには、おみくじの割合を説明するページは見当たりませんでした(2026年10月確認)。
川崎大師など、観音百籤系のおみくじは凶が3割近い例がある
講談社の「現代ビジネス」に掲載された記事では、川崎大師のおみくじにも凶がまんべんなく29枚含まれていると紹介されています。元三大師のおみくじ(元三大師御籤・観音百籤)は江戸時代に本として何種類も出版され、その流れをくむ寺院では内容や割合が似ているためです。一方で、神社のおみくじは寺社ごとに独自に作られていることが多く、凶をほとんど入れていないところもあると言われます。「凶の確率」は全国平均で語れるものではなく、引いた場所によって大きく違うと考えておきましょう。
伏見稲荷大社は17種類など、独自の吉凶をもつ寺社もある
京都の伏見稲荷大社のおみくじは17種類あり、とても良い運勢の「大大吉」や、努力しだいで大吉になるという「吉凶未分末大吉」など、ほかではあまり見られないものもあると紹介されています(京阪電車の沿線案内、2025年12月)。このように、凶のあとに吉が続く名前や、凶と吉が入りまじる名前をもつおみくじもあります。順番の一覧に自分の結果が見当たらないときは、その寺社ならではの吉凶である可能性が高いでしょう。名前の意味がわからないときは、遠慮せず授与所で尋ねてみてください。
凶ばかり引く・凶が続くのは、偶然でも起こりうる
「去年も今年も凶」「何度引いても凶ばかり」と不安になる人もいますが、凶が3割ほど入っているおみくじなら、続けて凶が出ることは十分に起こりえます。毎年同じ寺社でおみくじを引いている人ほど、その寺社の割合の影響を受けやすくなります。スピリチュアルでは、凶が続くときは「同じところでつまずいていないか」を見直す合図と読まれることもあります。続けて出た凶の言葉を並べて読み、共通して書かれていることを一つ見つけると、自分への具体的なヒントになります。
凶のおみくじは持ち帰る?結ぶ?どちらでもよく、お参りした寺社の案内に従う
凶のおみくじの扱いで、いちばん多い迷いが「持ち帰るか、結ぶか」です。All About編集部が2023年に全国の10〜70代500人に聞いた調査では、凶のおみくじを境内に結ぶ派が85%、持ち帰る派が15%でした。多数派は結ぶ人ですが、持ち帰ることが間違いというわけではありません。
持ち帰る・結ぶに全国共通の決まりはないとされる
小学館の女性誌サイト「Oggi」で解説した下鴨神社京都学問所の研究員は、神社によってさまざまな見解があり、「こうすればよい」という決まりはないと述べています。産泰神社も、何度も読み返したい人は持ち帰ってかまわないとしています。大切なのは紙をどう扱うかより、書かれている内容を受け止めることだ、という点はどの説明にも共通しています。迷ったときは、その寺社の案内板や授与所の説明に従えば安心です。
| 境内に結ぶ | 持ち帰る | |
|---|---|---|
| 込められる意味 | 神さまと縁を結ぶ、悪い流れを預けて帰る | 言葉をお守り代わりにして、日々読み返す |
| 向いている人 | 気持ちを切り替えて帰りたい人 | 書かれた助言を一年の指針にしたい人 |
| 気をつけたいこと | 決められた「みくじ掛け」や結び所に結ぶ | 雑に扱わず、一年ほどしたら寺社へ返す |
| 凶のときによく選ばれる方 | 多数派(調査では85%) | 少数派だが、読み返して用心したい人に |
結ぶなら境内の「みくじ掛け」や結び所に。木の枝には結ばない寺社も多い
昔は境内の木の枝におみくじを結ぶ習わしがあり、木の生命力と願いを結びつける意味があるとされてきました。ただ、たくさんの人が枝に結ぶと木が傷んでしまうため、今は「みくじ掛け」「おみくじ結び所」と呼ばれる専用の場所を用意している寺社が多くあります。Oggiの解説でも、結び所が指定されている場合はその場所に結ぶべきだとされています。結び所が見当たらないときは、無理に枝に結ばず、持ち帰るか授与所で尋ねるのが無難です。
「利き手と逆の手で結ぶと凶が吉に転じる」という言い伝えもある
凶のおみくじを結ぶときは、利き手ではない手で結ぶと吉に転じるとも言われます。慣れない手で結ぶという、少しむずかしいことをやり遂げることで、凶を乗り越える意味があると説明されることが多い言い伝えです。寺社が定めた作法ではないため、やらなければいけないものではありません。片手で結ぶのがむずかしいときは両手でかまわないので、気持ちを込めて、ていねいに結ぶことを大切にしてください。
持ち帰るなら手帳や財布に入れて読み返し、一年ほどで返納する
凶のおみくじを持ち帰る場合は、折り目をつけて手帳や財布、お守り袋などに入れ、ときどき読み返すのがおすすめです。年の初めに引いたおみくじは一年間大切に持ち、次の初詣などで寺社の古札納め所に返す方法がよく紹介されています(産泰神社は一年ほどでお焚き上げを勧めています)。持ち帰ったおみくじを後日あらためて木に結ぶより、納め所に返すほうがよいとする説明もあります。返し方は寺社によって違うので、納める前に案内を確かめてください。
別の寺社に結ぶ・家庭ごみに出すのは、できれば避けたほうが安心
持ち帰ったおみくじをどうしてよいかわからず、近くの別の寺社に結んでしまう人もいますが、引いた寺社に返すのが基本と考えられています。どうしても行けない場合は、近くの寺社の古札納め所で受けてもらえるか、授与所で尋ねてみましょう。返し方がわからないときは、自己判断で処分する前に、授与所に電話などで相談してみると安心です。いずれにしても、凶だからと乱暴に捨てるのではなく、助言をもらったことへの感謝を込めて扱うのが大切です。
おみくじの凶を引き直していい?基本は一度、引き直すなら日を改める
凶が出た直後に「もう一回引いたら大吉が出るかも」と思うのは自然な気持ちです。引き直しについても、寺社によって考え方が違います。
何度も引いてはいけないという厳格な決まりはないとされる
産泰神社は、おみくじを何度も引いてはいけないという厳格な決まりはないと説明し、江戸時代の歌占いの本に「3回まで振る」とする慣習があったことから、「3回まで」という俗信が生まれた可能性も紹介しています。一方で、一度引いた結果を神仏からのお告げとして受け止めるため、引き直しは控えたほうがよいという説明もよく見られます。どちらが正しいというより、寺社や人によって受け止め方が違うということです。迷ったら、その寺社の考え方に合わせるのがいちばん穏やかです。
引き直す前に、凶のおみくじに書かれた言葉を一度読み込む
引き直したくなったときこそ、まずは凶のおみくじを最初から最後まで読んでみてください。おみくじには吉凶の文字のほか、和歌や漢詩、その意味をかみくだいた解説、項目ごとの運勢が書かれていて、凶でも「焦らず待て」「人の助けを得よ」といった前向きな言葉が添えられていることがよくあります。凶の結果を見なかったことにして大吉を引いても、その言葉は自分に届きません。読み込んだうえで、それでも気持ちを切り替えたいかどうかを考えるのがおすすめです。
気持ちを整えたいなら、日を改める・願いを変えて引くという考え方も
どうしても引き直したいときは、同じ日にすぐ引くより、日を改めてお参りしてから引くという人が多いようです。また、最初は仕事のことを、次は恋愛のことを、というように、違う願いを心に決めて引くのなら意味が違うと考える人もいます。別の寺社でおみくじを引くことについても、その寺社の神仏から改めて助言をもらうと考えれば、気にしすぎる必要はないでしょう。いずれの場合も、最初の凶の言葉は捨てずに、助言の一つとして手元に残しておくと役立ちます。
おみくじの恋愛の項目の読み方|待ち人・縁談・恋愛の違いと凶のときの受け取り方
恋愛のことを願って引いた人にとって、いちばん気になるのは吉凶の文字より、「待ち人」「縁談」「恋愛」の項目でしょう。この3つは似ているようで意味が違います。凶のおみくじでも、項目ごとの言葉には前向きなヒントが隠れていることがあります。
| 項目 | 主な意味 | 凶のおみくじでよく見る言葉 | 恋愛での受け取り方 |
|---|---|---|---|
| 待ち人(待人) | 来てほしいと待っている人・知らせ。恋人に限らず、人生を動かす人も含む | 来ず/遅く来る/音信なし/障りあり | 今は待つ時期。自分から連絡するなら時期を見て、相手を急かさない |
| 縁談 | 結婚・婚約など、人と人が結ばれる話 | 急ぐな/整いにくし/障りあり後よし | 結婚を急がず、条件や気持ちを整える期間。時間をかけるほどよいとも読める |
| 恋愛(恋愛・交際) | 今の恋や交際の流れ、恋の進め方 | 迷いあり/心変わりに注意/誠意を尽くせ | 駆け引きより誠実さ。疑う前に話し合う、焦って告白しない |
| 和歌・解説文 | その一枚全体の流れとアドバイス | 寒い冬のあとに春が来る、などのたとえ | 項目より先に読む。恋も「今は冬、春を待つ」と全体の流れで受け取る |
※項目名や書き方は寺社によって違います。お寺のおみくじでは「結婚・付き合い」などの名前になっていることもあります。
待ち人は恋人だけでなく、人生を動かしてくれる人や知らせを指す
「待ち人」は、恋人や好きな人のことだと思われがちですが、本来は自分が来てほしいと待っている人や、待ち望んでいる知らせのことを指すと説明されることが多い項目です。恋愛を願って引いたなら好きな人や将来の相手と読んでよい一方で、仕事の協力者や、人生を良い方向に動かしてくれる人と読むこともできます。凶のおみくじで「待ち人来ず」と書かれていても、「この先ずっと出会えない」という意味ではなく、「今は来ない時期」と受け取るのが一般的です。待っている間に自分の暮らしを整えておくと、縁が来たときに迷わず動けます。
縁談は結婚の話、恋愛は今の恋の流れ——願いに近い項目を中心に読む
縁談は、結婚や婚約など、人と人が正式に結ばれる話を指す項目です。結婚を考えている人や婚活中の人は縁談を、片思いや付き合い始めの人は恋愛(交際)の項目を中心に読むと、自分に合った助言を受け取りやすくなります。凶のおみくじで縁談に「急ぐべからず」とあれば、結婚を焦らず、相手や条件を落ち着いて見きわめる時期と読めます。恋愛に「誠意を尽くせ」とあれば、駆け引きより、まっすぐな言葉や態度が実を結びやすいという助言です。
「来ず」「遅し」「障りあり」は、悪い予言ではなく時期と動き方のアドバイス
凶のおみくじの恋愛項目には、「来ず」「遅し」「障りあり」「叶いがたし」など、どきっとする言葉が並ぶことがあります。けれども、これらは「絶望的」という宣告ではなく、「今は流れが遅い」「邪魔が入りやすいから慎重に」という時期と進め方へのアドバイスと読むのが自然です。たとえば「障りあり後よし」は、途中で壁があってもその先に良い流れがあるという意味で読めます。言葉を一つずつ「いつ・どう動けばいいか」に置きかえてみると、凶のおみくじも恋の作戦表のように使えます。
| 凶のおみくじの言葉 | 読みかえの例 | 今日からできること |
|---|---|---|
| 待ち人 来ず | 今は来る時期ではない | 連絡を待つ時間を、自分の予定を充実させる時間に変える |
| 待ち人 遅く来る | 時間はかかるが、縁は途切れていない | 焦って追いかけず、相手のペースを尊重する |
| 縁談 障りあり | 条件や周りの事情を整える必要がある | 家族や仕事など、結婚に向けた現実的な課題を書き出す |
| 縁談 急ぐべからず | 結論を急ぐと見落としが出やすい | 決断の期限を自分で少し先に延ばしてみる |
| 恋愛 迷いあり | 気持ちが定まっていない時期 | 好きな理由と不安な理由を紙に分けて書く |
| 恋愛 誠意を尽くせ | 駆け引きより誠実さが鍵 | 返事を試すようなことをやめ、素直な一言を送る |
和歌と解説文は恋愛の項目より先に読み、一枚全体の流れをつかむ
多くのおみくじには、吉凶の文字の近くに和歌や漢詩と、その意味をかみくだいた解説が書かれています。桜井識子さんは、和歌や解説の大意、あるいはその中の一言がいちばんのアドバイスになることが多いと書いています(幻冬舎plusより)。恋愛の項目だけを読んで落ち込む前に、和歌と解説で一枚全体の流れをつかみ、そのうえで恋愛の項目を読むと、言葉の受け取り方がやわらかくなります。数か月後に読み返すと、当時はわからなかった意味に気づくこともあるので、持ち帰る人は折にふれて読み返してみてください。
恋みくじで凶が出たら、恋の進め方を見直す合図と受け取る
縁結びで知られる寺社などには、恋愛のことだけを占う「恋みくじ」を置いているところもあります。恋みくじの凶は、ふつうのおみくじ以上に恋の行方に直結しているように感じられますが、これも「今の進め方を見直して」というメッセージと受け取るのがおすすめです。押しすぎていたなら少し引く、待ちすぎていたなら小さく一歩踏み出す、というように、今の自分と反対の動きを意識すると流れが変わることがあります。恋のおまじないで気持ちを整えたい人は、恋愛のおまじない一覧も参考にしてみてください。
おみくじで凶が出たときの恋愛|片思い・復縁・カップル・婚活別の受け取り方
同じ凶でも、今の恋の状況によって受け取り方は変わります。自分に近いものを読んでみてください。
片思い中の凶は、気持ちを伝える前に「距離を縮める準備」をする時期
片思い中に凶が出たら、いきなり告白するより、相手との距離を少しずつ縮める準備の時期と受け取るとよいでしょう。凶は「勢いが弱い時期」を示すとされるため、一気に結果を求めるより、あいさつや短い会話を重ねて信頼を育てるほうが、流れに合っていると考えられます。待ち人に「遅く来る」とあれば、相手のペースを尊重することが近道になるかもしれません。告白のタイミングを考えたい人は、新月や吉日を目安にするのも一つの方法です。
復縁を願う人の凶は「今は追いかけない」というサイン
復縁を願って凶が出たときは、今は相手を追いかけず、自分の気持ちと向き合う時間にするのがおすすめです。別れた理由が解決しないまま連絡を重ねると、かえって関係がこじれやすいため、凶は「焦らないで」という歯止めのような意味で読まれます。一方で、凶は「ここが底」という考え方もあるので、時間をおいて自分が変われたときに、関係を見直すきっかけが来ることもあるでしょう。思い出に区切りをつけて新しい縁に目を向けるのも、凶のあとに選べる前向きな道です。
カップルで凶が出たら、ふたりの「すれ違いの芽」を早めに話し合う
恋人と一緒に初詣に行き、どちらか、あるいは二人とも凶が出たという話もよく聞きます。これは関係が終わるという意味ではなく、「小さなすれ違いを放っておかないで」という注意と受け取るとよいでしょう。連絡の頻度やお金の使い方、休日の過ごし方など、気になっていたことを責め合わずに話してみると、凶をきっかけに絆が深まることもあります。片方だけ大吉、片方が凶でも、二人で支え合う一年にしようと笑い合えれば、それが何よりのお守りです。
結婚・婚活中の凶は、条件と気持ちを整えて「急がない」ことが鍵
結婚を考えているときや婚活中に凶が出たら、縁談の項目を中心に読み、急がず準備を整える時期と受け取りましょう。入籍や両家へのあいさつなど大きな予定を控えている場合も、凶だからと取りやめる必要はなく、細かな確認を丁寧にする合図と考えれば十分です。日取りの縁起が気になる人は、天赦日・一粒万倍日2026・2027の一覧で吉日を確かめておくと安心材料になります。結婚は二人の人生にかかわる大きな決断なので、おみくじだけで決めず、話し合いを大切にしてください。
出会いがない人の凶は、行動範囲を少し変えるきっかけに
出会いを願って引いたおみくじが凶だったなら、今までと同じ場所、同じやり方を続けているだけでは流れが変わりにくい、と受け取ってみてください。新しい習い事や趣味の集まり、友人の紹介など、小さく行動範囲を変えることで、思わぬところから縁が生まれることがあります。待ち人に「来ず」とあっても、自分から出かけた先で出会う縁まで否定しているわけではありません。凶の一年を「自分を知って、動き方を変える年」と決めておくと、出会いへの向き合い方も前向きになります。
おみくじで凶が出た日にできること|一年を整えるための過ごし方
凶が出た日は、気分が沈みやすいもの。けれども、凶のおみくじは「どう過ごせばいいか」を教えてくれる一枚でもあります。今日からできることをまとめました。
おみくじの「気をつけること」を一つだけ選び、手帳やスマホに書いておく
凶のおみくじを読んだら、書かれている注意の中から、今の自分にいちばん当てはまるものを一つだけ選んでみてください。「言葉に気をつけよ」「急ぐと損あり」など、一つに絞ることで、毎日の中で意識しやすくなります。手帳の最初のページやスマホのメモに書いておくと、迷ったときに見返せます。たくさんの注意を全部守ろうとすると疲れてしまうので、一つを一年かけて大切にするくらいがちょうどよいでしょう。
お参りのお礼を伝え、身の回りを整えて気持ちを切り替える
凶が出たあとは、助言をいただいたことへのお礼を心の中で伝えてから帰りましょう。家に帰ったら、玄関や机の上など、目につく場所を少し片づけるだけでも気持ちが切り替わりやすくなります。スピリチュアルでは、身の回りを整えることは運の流れを整えることにつながると考えられています。早めに寝る、温かいものを食べるなど、自分をいたわる時間をとることも、凶の時期を穏やかに過ごす助けになります。
大きな決断は急がず、お金・健康・契約は占いだけで決めない
凶のおみくじに「急ぐべからず」と書かれていた場合は、引っ越しや転職、大きな買い物などの決断を、少し時間をかけて考えるきっかけにしてみてください。ただし、お金や健康、契約に関わることは、おみくじの結果だけで決めず、必要な情報や専門家の意見をもとに判断しましょう。おみくじの病気の項目が凶でも、それで病気が決まるわけではありませんし、逆に吉でも気になる症状を放っておかないことが大切です。体調に不安があるときは、早めに医療機関を受診してください。
「凶のせいで悪いことばかり」と感じたら、出来事と結びつけすぎない
凶を引いたあとにうまくいかないことが続くと、「やっぱり凶のせいだ」と感じてしまうことがあります。けれども、人は気になっていることに関係する出来事ほど目につきやすく、良かったことは見落としがちです。一日の終わりに、その日あった小さな良いことを一つ書き出してみると、凶の印象にとらわれすぎずにすみます。不安で眠れない日が続く、気持ちが落ちこんで日常生活がつらいといったときは、一人で抱えず、身近な人や医療機関、厚生労働省の「まもろうよ こころ」で紹介されている電話・SNSの相談窓口に相談してみてください。
恋の悩みが頭から離れないときは、信頼できる人に話して整理する
凶の恋愛項目を読んで、好きな人や恋人のことがますます気になってしまう人もいるでしょう。一人で考え続けると、悪い想像ばかりがふくらみやすいものです。友人や家族など、信頼できる人に話してみるだけでも、気持ちが整理されて次の一歩が見えてくることがあります。おみくじの言葉は、誰かに相談するときの「話のきっかけ」としても使えます。
2027年の初詣とおみくじ|三が日は1月1日(金)〜3日(日)で週末と重なる
次の初詣に向けて、2027年のお正月の日取りも確認しておきましょう。
| 日付 | 曜日 | ポイント |
|---|---|---|
| 2027年1月1日 | 金曜日(元日・祝日) | 新年最初のお参り。年の始まりにおみくじを引く人が多い |
| 2027年1月2日 | 土曜日 | 三が日の2日目。週末のため混雑しやすいと考えられる |
| 2027年1月3日 | 日曜日 | 三が日の最終日。元三大師(良源)の命日にちなみ「初大師」を行う寺院もある |
| 2027年1月4日 | 月曜日 | 仕事始めの人が多い日。三が日を外して静かにお参りしたい人に |
| 2027年1月7日 | 木曜日 | 松の内を1月7日までとする地域が多い(関東など) |
| 2027年1月15日 | 金曜日 | 松の内を1月15日までとする地域も(関西など) |
※曜日は2027年の暦による。松の内の期間は地域や寺社によって違います。
2027年の三が日は金・土・日の3日間で、週末にお参りしやすい
2027年の三が日は、1月1日が金曜日、2日が土曜日、3日が日曜日です。三が日がまるごと週末と重なるため、家族や恋人と初詣に出かけやすい日取りといえます。その分、有名な寺社は混雑することが予想されるので、時間に余裕をもって出かけましょう。おみくじを落ち着いて読みたい人は、朝の早い時間など、比較的空いている時間帯を選ぶのもおすすめです。
三が日を外してもかまわない。松の内までにお参りする人も多い
初詣は三が日に行かなければいけないものではなく、松の内(地域によって1月7日まで、または15日までなど)にお参りする人も多くいます。混雑が苦手な人や、ゆっくりおみくじと向き合いたい人は、1月4日以降の平日を選ぶのも一つの方法です。凶が出たときに、ゆっくり読み込む時間がとれるのも、空いている日の良いところでしょう。縁起の良い日を選んでお参りしたい人は、吉日の一覧をあわせて確認してみてください。
2027年は丁未の年。干支や運勢の記事と合わせて一年の計画を
2027年の干支は丁未(ひのとひつじ)で、「温めて育て、形にする」年と読まれることがあります。凶のおみくじが出たとしても、丁未の年らしく、焦らずにじっくり育てる一年と考えれば、凶の助言とも重なります。干支の意味や未年生まれの恋愛傾向は2027年の干支・丁未の記事で、12星座別の運勢は2027年の運勢と恋愛運でまとめています。おみくじの言葉と合わせて読むと、一年の過ごし方を具体的に考えやすくなります。
初夢や神社のサインと組み合わせて、新年のメッセージを受け取る
お正月には、おみくじのほかにも、初夢や神社で感じるサインなど、新年のメッセージとして受け取られるものがいくつかあります。おみくじが凶でも、初夢が良い夢だった、お参りの日に晴れて気持ちよかったなど、ほかのサインと合わせて一年を考えると、気持ちが軽くなることがあります。初夢の意味は初夢の意味と縁起がいい夢で、悪い初夢が気になる人は初夢が縁起悪いときの対処法で解説しています。神社で感じる不思議な感覚については神社に呼ばれるスピリチュアルな意味も参考にしてみてください。
おみくじの凶に関するよくある質問
おみくじで凶を引いた人は、その後どうなる?
凶を引いたあと一年がどうなるかは、人によってさまざまです。凶の助言を意識して慎重に過ごした結果、大きな失敗を避けられたと感じる人もいれば、特に変わらなかったという人もいます。おみくじは未来を決めるものではなく、過ごし方へのアドバイスと考えるのが一般的です。「その後」を良いものにするために、書かれた注意を一つ心に留めておきましょう。
凶と大凶、どちらが縁起が悪い?
一般的には、大凶は凶よりも下に置かれることが多い結果です。ただし、大凶を入れていない寺社も多く、大凶が出ること自体が珍しいため、「めったにない結果を引いた」と前向きに受け取る人もいます。大凶は「これ以上は下がりにくい」「ここから上がっていくだけ」と読まれることもあります。どちらの場合も、書かれている言葉を読み、気をつけることを一つ決めるという向き合い方は同じです。
凶のおみくじを財布に入れて持ち歩いてもいい?
凶のおみくじを持ち帰って、財布や手帳に入れておくのは問題ないとされています。凶の言葉を「戒めのお守り」として持ち歩き、ときどき読み返すことで、用心を忘れずに過ごせるという考え方です。財布に入れる場合は、折り目をそろえてきれいにたたみ、くしゃくしゃにならないようにしましょう。一年ほどたったら、感謝を込めて寺社の古札納め所に返すのがおすすめです。
家族や恋人の中で自分だけ凶だった。気にしたほうがいい?
一緒に引いた人の中で自分だけ凶だと、なんとなく落ち込んでしまいますよね。けれども、おみくじは一人ひとりの今の状況に向けた助言と考えられており、周りと比べるものではありません。凶が3割ほど入っているおみくじなら、数人で引けば誰かに凶が出ることは珍しくありません。「自分には気をつけるポイントを教えてもらえた」と受け止め、周りの人と一緒に笑い話にしてしまうのも一つの方法です。
凶が出た寺社には、もう行かないほうがいい?
凶が出たからといって、その寺社と縁が悪いわけではありません。阿佐ヶ谷神明宮の説明にあるように、凶が出たときこそ神さまにご守護をお願いし、自分でも注意して過ごすことが大切だと考えられています。むしろ、助言をもらった寺社に一年後にお礼参りをして、おみくじを返すという過ごし方をする人も多くいます。気になる場合は、心の中で「教えてくださってありがとうございます」と伝えてから帰りましょう。
おみくじは初詣以外の日に引いてもいい?
おみくじは、初詣の時期に限らず、一年のいつ引いてもかまわないとされています。何か迷いごとがあるときや、新しいことを始める前など、お参りのついでに引く人もいます。新年の凶が気になっている人は、季節が変わったころに改めてお参りし、今の自分への助言として引いてみるのもよいでしょう。ただし、何度も引いて良い結果だけを探すより、一枚一枚の言葉をていねいに受け取ることを大切にしてください。
神社とお寺のおみくじは違う?
おみくじは神社にもお寺にもあり、どちらで引いてもかまいません。お寺のおみくじは、浅草寺のように元三大師にゆかりのある観音百籤の流れをくむものが多く、漢詩が書かれていて凶の割合が高めの例があります。神社のおみくじは和歌が書かれたものが多く、寺社ごとに独自の内容や割合で作られていることが多いと言われます。どちらも、書かれた言葉を今の自分への助言として受け取る点は同じです。
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まとめ:おみくじの凶は「今が底」の合図|言葉を読み、寺社の案内に従って前を向く
- おみくじの凶は「今は勢いが弱い時期」を示すもので、不幸が決まったという意味ではないとされる。凶はやがて吉に変わるという、運が巡る考え方が背景にある
- おみくじの順番や凶の割合は寺社ごとに違う。浅草寺は凶が約3割と報じられ、伏見稲荷大社は17種類の吉凶があると紹介されている
- 凶のおみくじは、結んでも持ち帰ってもよいとされる。結ぶなら「みくじ掛け」などの決められた場所に、持ち帰るなら一年ほどで寺社に返す。迷ったらお参りした寺社の案内に従う
- 引き直しは基本的に控え、まず凶の言葉を読み込む。引き直すなら日を改めるのが無難
- 恋愛の項目は「待ち人=待っている人・知らせ」「縁談=結婚の話」「恋愛=今の恋の流れ」。凶の言葉は、時期と進め方へのアドバイスとして読みかえる
- 2027年の三が日は1月1日(金)〜3日(日)。凶が出ても、気をつけることを一つ決めて、丁寧に一年を過ごすことが何よりのお守りになる
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