2024年の『新語・流行語大賞』候補 30が発表され、象徴する言葉が選ばれる

2024年の『新語・流行語大賞』候補が発表され、2024年を象徴する30の言葉が選ばれる

『新語・流行語大賞』は、1年を通じて注目を集めた出来事や言葉を対象に、その年を象徴する言葉を選出するものです。今年も11月5日に、2024年を代表する30の言葉が候補として発表されました。(詳しくは、「現代用語の基礎知識 選 2024 ユーキャン新語・流行語大賞」)

結論、2024年の『新語・流行語大賞』候補は以下のとおりです。

ワード説明
アサイーボウルブラジル発祥のアサイーをスムージーにし、シリアルなどと一緒にボウルに盛りつけたもの。日本で再ブーム。
アザラシ幼稚園オランダにある負傷したアザラシを保護する施設。SNSで拡散され話題に。
インバウン丼訪日観光客向けと思われる高級海鮮丼。SNSで「ぼったくり」と話題だが日本人客も多い。
裏金問題自民党の収支報告書に収益の不記載が発覚した問題。政治資金規正法違反の疑いも。
界隈「その集まり」や「仲間」という意味で使われる言葉。SNSで普及。
カスハラカスタマーハラスメントの略。理不尽なクレームや嫌がらせのこと。
コンビニ富士山富士山が見えるコンビニが人気撮影スポットに。観光客のマナー問題が増え、対策が取られている。
侍タイムスリッパー自主制作の時代劇映画で、全国公開された話題作。
初老ジャパン平均年齢40代の日本馬術チームがオリンピックで銅メダルを獲得し話題に。
新紙幣2024年に発行された新しいデザインの紙幣。偽造防止やユニバーサルデザインが目的。
新NISA改正されたNISA制度。投資枠の拡大が特徴で「貯蓄から投資」へと期待が高まる。
ソフト老害自身の世代の意見を取り入れるつもりが、若者には「老害」と見なされる状態。
トクリュウ匿名で集められた犯罪グループの略称。SNSやアプリで集められる。
南海トラフ地震臨時情報日向灘での地震発生を受けて気象庁が発表した地震備えの臨時情報。
猫ミームTikTokで人気の「猫」動画を使ったミーム(流行画像・動画)。
はいよころんでシンガーソングライターのこっちのけんとさんが作詞作曲した楽曲です。
8番出口舞台は架空の地下鉄駅で、プレイヤーは無限に続く地下通路を歩き回りながら、通路内で起きる変化に気づき、脱出の手がかりを見つける必要があります。このゲームは、ユーチューバーやVTuberによる実況動画が次々と公開され、SNSや動画サイトで人気が急上昇しました。
はて?NHKドラマ『虎に翼』で主人公が疑問を表すセリフ。作品が現代と通じるテーマで話題に。
BeRealフランス発のSNSアプリ。無加工の写真を特定の時間に投稿する方式が特徴。
被団協被爆者団体「日本被団協」がノーベル平和賞を受賞。核兵器廃絶への取り組みが評価。
50-50大谷翔平選手が達成したホームラン50本、盗塁50回の記録。
ふてほどドラマ『不適切にもほどがある!』が時代のギャップと共に現代の課題を描いたとして注目。
Bling-Bang-Bang-BornCreepy Nutsの曲がアニメ主題歌に。サビのダンスが子どもたちに人気。
ブレイキンブレイクダンスの競技。パリオリンピックで採用され、注目を集めた。
ホワイト案件SNSで「ホワイト」と称される仕事の裏に隠れたリスクがあるケースもあり注意が必要。
マイナ保険証一本化健康保険証がマイナ保険証へと一本化。データ漏洩などのトラブルも指摘される。
名言が残せなかった女子やり投げの北口榛花選手が金メダルを獲得、発言が注目され話題に。
もうええでしょうドラマ『地面師たち』で登場するセリフが話題に。
やばい、かっこよすぎる俺車いすテニスの小田凱人選手がパラリンピックで金メダルを獲得し発言が話題に。
令和の米騒動2024年夏、全国でコメが品薄となり「令和の米騒動」として話題に。

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そもそも新語・流行語大賞とは?

1年間に話題を集め、多くの人々の関心を引いた新語や流行語の中から、特に世相を軽快に表現した「ことば」を選び出すものです。また、その言葉と関わりの深い人物や団体にも毎年栄誉を与え、称えています。

2024年の『新語・流行語大賞』候補の詳細

アサイーボウル

ブラジル発祥、ハワイで人気のアサイーボウルが再び日本でブームに

ブラジル発のスーパーフード「アサイー」をスムージーにしてシリアルとともにボウルに盛りつけた、ヘルシーなメニューが人気再燃中です。ハワイでの人気が火付け役となり、日本でも再ブームが起き、今また注目されています。

アザラシ幼稚園

オランダのアザラシ保護施設でライブ配信が話題に

オランダ・フローニンゲンにある施設では、傷ついたアザラシの赤ちゃんを一時保護しています。2019年からライブ配信を開始し、当初は小規模でしたが、今年8月にSNSで紹介されて一気に拡散され、注目を集めました。

インバウン丼

高級海鮮丼「インバウン丼」、訪日外国人観光客向けと話題に

数千円から1万円を超える価格の高級海鮮丼が、外国人向けだとSNSで話題になりました。しかし、実際には多くの日本人も注文しており、観光業界の価格設定への関心が高まっています。

裏金問題

自民党の収支報告書に不記載、政治資金にまつわる問題が浮上

自民党の各派閥が収支報告書に記載すべき収益を記録していないことが報じられました。これには政治資金規正法に違反する行為が含まれ、背後には未解明の金銭の流れがあるとされます。

界隈

近年のSNSで「界隈」の使い方に変化

「界隈」という言葉はかつて地理的な範囲を指していましたが、今では共通の趣味や関心を持つ仲間の集まりを表す言葉としても使われるようになりました。

カスハラ

カスタマー・ハラスメントの被害が増加、労働環境への影響も

理不尽なクレームや嫌がらせをする「カスハラ」が、消費者対応の現場で問題視されています。また、LINEやSNSでの句点使用が「マルハラ(マルハラスメント)」、不機嫌な態度を表す「フキハラ」なども若者間で話題に。

コンビニ富士山

コンビニ越しの富士山が人気の撮影スポットに、観光マナー問題も

富士山の背景にあるコンビニが撮影スポットとして注目されていますが、訪れる観光客のマナー違反が増え、景観保護のために幕や柵の設置が進んでいます。

侍タイムスリッパー

自主制作時代劇『侍タイムスリッパー』、全国で話題作に

自主制作からスタートし、単館上映から全国公開に至った時代劇映画『侍タイムスリッパー』が話題となっています。

初老ジャパン

パリオリンピックで高齢チームがメダル獲得「初老ジャパン」

パリオリンピックの総合馬術団体で、平均年齢が40代の日本チームが銅メダルを獲得。「初老ジャパン」として話題を呼び、スポーツにおける年齢の多様性も注目されています。

新紙幣

20年ぶりの新紙幣が発行、ユニバーサルデザインを導入

2024年7月から、新しいデザインの紙幣が導入されました。偽造防止とユニバーサルデザインの採用が主な目的とされますが、自動販売機の対応費用などが企業側の負担となることも話題に。

新NISA

新しいNISA制度、投資枠が拡大され「貯蓄から投資」へと期待

2024年から改正されたNISA制度がスタートしました。年間投資枠や非課税保有枠の拡大により、多くの人が新しい投資方法に関心を持っています。

ソフト老害

「ソフト老害」の概念が注目、年下の意見をくみ取る難しさ

作家の鈴木おさむが著書で「ソフト老害」について言及しました。年下に寄り添う姿勢が、実は「老害」に見えるというジレンマがあるとのことです。

トクリュウ

匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」による犯罪が問題に

匿名性の高いアプリやSNSを介して集められた犯行メンバーで構成される「トクリュウ」が、社会問題として警察庁により注視されています。

南海トラフ地震臨時情報

巨大地震の備えとして南海トラフ臨時情報が発表

2024年8月に日向灘でM7.1の地震が発生し、気象庁から南海トラフ地震に関する臨時情報が出されました。これは地震発生の可能性に備える呼びかけです。

猫ミーム

ネットで流行中の「猫ミーム」、若者に大人気

TikTokを中心に、「猫」を使ったユーモアあふれる動画が流行しています。「飛び跳ねる猫」動画が特に人気で、体験談をユーモアで共有するスタイルが支持されています。

はいよろこんで

シンガーソングライターのこっちのけんとさんが作詞作曲した楽曲

シンプルながらも心に響く歌詞とキャッチーなメロディーが特徴。特に、SNS上で大きな話題となり、若者を中心に人気を集めました。

8番出口

個人開発の地下鉄脱出ゲームがユーチューバーを通じて話題に

舞台は架空の地下鉄駅で、プレイヤーは無限に続く地下通路を歩き回りながら、通路内で起きる変化に気づき、脱出の手がかりを見つける必要があるゲーム。このゲームは、ユーチューバーやVTuberによる実況動画が次々と公開され、SNSや動画サイトで人気が急上昇。

はて?

連続テレビ小説『虎に翼』で使われるセリフ「はて?」が話題に

NHKの連続テレビ小説『虎に翼』の主人公が、納得できない場面で発する「はて?」が注目されています。時代背景と共に女性の挑戦を描き、現代にも通じるメッセージとして話題を集めています。

BeReal

若者世代で人気の写真共有SNS「BeReal」とは?

フランス発のSNS「BeReal」が若者の間で流行中。毎日決められた時間に、前後のカメラで撮った写真を2分以内に投稿するシステムで、無加工のリアルな瞬間を共有するのが特徴です。

被団協

被団協、2024年のノーベル平和賞を受賞

原爆被害者団体である「日本被団協」が、核兵器廃絶への取り組みでノーベル平和賞を受賞しました。彼らの証言活動が核兵器禁止条約に影響を与えたと評価されています。

50-50

大谷翔平、前人未到の「50-50」記録を達成

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、1シーズンで50本塁打と50盗塁という新記録を樹立。大きな注目を集めています。

ふてほど

ドラマ『不適切にもほどがある!』が社会の課題をテーマに描く

TBSのドラマ『不適切にもほどがある!』では、時代のギャップやコンプライアンス社会の在り方を、ユーモアを交えて描いています。阿部サダヲさんと河合優実さんの演技も注目を集めました。

Bling-Bang-Bang-Born

ヒップホップユニットCreepy Nutsの曲が子どもたちの間で大人気

アニメ『マッシュル』の主題歌「Bling-Bang-Bang-Born」が話題に。サビの部分で踊る「BBBBダンス」がSNSで広まり、子どもたちの間でも人気を集めています。

ブレイキン

パリ五輪で新競技「ブレイキン(ブレイクダンス)」が登場

ブレイクダンスがパリオリンピックで新たに採用されました。予選を勝ち抜いたダンサーたちが決勝トーナメントでメダルを競い、注目の競技となりました。

ホワイト案件

SNSで話題の「ホワイト案件」、裏には隠れたリスクも?

SNS上で「ホワイト案件」と称する仕事の募集が増えていますが、なかには違法行為に関与させられる場合もあり、注意が必要です。

マイナ保険証一本化

12月から「マイナ保険証」へ、健康保険証の切り替え進む

12月から健康保険証が原則「マイナ保険証」へと一本化される方針ですが、データ漏洩やトラブルなども問題視されています。

名言が残せなかった

陸上・女子やり投げの北口榛花選手、金メダル獲得も名言残せず

パリオリンピックで女子やり投げの北口榛花選手が金メダルを獲得。今季自己ベストの記録を打ち出しましたが、試合後の発言で思わぬ形で話題に。

もうええでしょう

ドラマ『地面師たち』で話題のセリフ「もうええでしょう」

Netflixのドラマ『地面師たち』でピエール瀧さんが演じるキャラクターが放った「もうええでしょう」というセリフが、視聴者の間で話題になりました。

やばい、かっこよすぎる俺

車いすテニスで金メダル、小田凱人選手の一言が話題に

パラリンピックで車いすテニスの小田凱人選手が金メダルを獲得し、試合後に発した「やばい、かっこよすぎる俺」という発言が注目を集めました。

令和の米騒動

2024年、コメの供給不足に「令和の米騒動」の声も

2024年の夏、日本全国でコメの供給不足が起こり、スーパーマーケットから商品が姿を消しました。「令和の米騒動」としてSNSで話題となっています。

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